献血にご協力お願いします その2
●献血ってだれでもできるの?
献血できる年齢と体重の基準は次の通りです。
採血基準 | 年齢 | 体重 | |
---|---|---|---|
全血輸血 (400mL) |
男性 | 17歳以上 | 50kg以上 |
女性 | 18歳以上 | 50kg以上 | |
成分献血 | 男性 | 18歳以上 | 45kg以上 |
女性 | 18歳以上 | 40kg以上 |
※全血献血(200mL)は16歳から可能です。
また、献血当日の血圧測定・医師の問診・事前血液検査を経て最終的に献血(本採血)の可否は医師が判断します。
詳しい献血の流れについては以下をご覧ください。
献血の手順|献血の流れ|献血について|日本赤十字社
以下の方は献血ができません。
- 3日以内に出血を伴う歯科治療(抜歯、歯石除去等)受けた方
- 4週間以内に海外から帰国(入国)した方
- 1カ月以内にピアスの穴をあけた方
- 6カ月以内に入れ墨を入れた方
- 動物または人にかまれた方
- 海外旅行者及び海外で生活したことがある方(時期や地域による)
- 輸血歴・臓器移植歴のある方
- ヒト由来プラセンタ注射薬を使用した方
- 特定の病気にかかったことのある方
- エイズ、肝炎などのウイルス保有者、または疑われる方
- エイズ検査が目的の方
- 外傷のある方は傷の状態によって判断されます
- 妊娠中、授乳中の方
参照:献血をご遠慮いただく場合
- Q.コロナワクチンを打ったけど献血できる?
- A.RNAワクチン(ファイザー・モデルナ)は接種から48時間経過していればOKです!
- Q.コロナに感染して完治したけど献血できる?
- A.この度、既感染者において一定期間が経過されていること等の条件を満たしていることにより、受け入れを開始することとなりました。
条件、受け入れ開始時期等最新情報は公式HPでご確認ください。 - Q.服薬しているけど献血できる?
- A.薬の種類や症状によります。お問い合わせください。
輸血を必要とする方の中には、がんで闘病中の方が多くいらっしゃいます。輸血を受ける方のリスクを減らすため、献血された血液の感染症検査(梅毒検査、B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査、HIV検査、HTLV-1検査)などを行い、安全な輸血用血液製剤の製造・供給に努めています。しかし、病原体がごく微量であるため検査で検出できないなどの理由により、輸血によって病原体が感染するリスクがゼロではありません。ですので、問診で詳しくお伺いしたり、献血できない基準を定めています。
輸血をしなければ助からない命もあります。しかし、血液は人工的に作れないので、患者さんに輸血される血液・血液製剤は、献血で支えられています。
献血できるかどうかについてはこちらまで
東京都赤十字血液センター医務課:03-5272-3532(平日9:00〜17:00)
その他、献血基準に関する詳しい内容は以下をご覧ください。
献血基準|献血の流れ|献血について|日本赤十字社
●献血ってどこでできるの?
献血したことがない、という方の多くは「献血=献血バス」のイメージが強いかもしれませんね!
駅前や商業施設の前など、街中で目にする機会も多いでしょう。目にしてはいても、「今は時間がない!」「一人だと不安!」など様々な理由で献血したことがなかったり、もう何年も献血してないなぁ…なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめなのが「献血ルーム」です!
全国137か所に献血ルームなど献血ができる固定施設があり、次の様な利点があります。
献血ルーム毎に様々なコンセプトがあるので、お気に入りの献血ルームを探すのもいいですね♪
全国の献血ルームはこちらから探せます。
献血ルーム|施設案内|赤十字について|日本赤十字社
また、予約するとよりスムーズにご案内できますので、お電話やラブラッド(※)からご予約もお待ちしております!
※ラブラッド…WEB会員サイトで既に会員登録済みの方はこちらから予約できます。未登録でも献血者コードが分かる方は新規登録頂ければ予約できます。献血経験の無い方、献血者コードが分からない方はお電話でご予約ください。
●さいごに…
現在、東京都内でご協力いただいた献血者数は計画数に対して約10%減、年間約7万人減となっています。計画数とは、安定して医療機関に血液を届けることを継続するために必要な献血協力者数のことです。
現在、お蔭さまで血液が必要な病院に届けられていないということはございません。しかし、今後も確実に安心して血液を届け続けるために必要な血液量には心もとない状況です。
献血は気軽にできる社会貢献の1つです。持続的な輸血医療のために、皆さまのご協力よろしくお願いします。
この記事は
東京都赤十字血液センター 秋葉原万世橋出張所
献血大好きさん が担当しました