DOWAエコジャーナル

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PFOA処理ならお任せください。

DOWAエコシステムでは2011年からPFOS含有廃棄物を処理してきましたが、PFOA含有廃棄物の処理も2022年度から本格的に実施しています。2023年4月より、岡山県のエコシステム山陽でもPFOAの処理が可能になり、全国3拠点でPFOAの処理が可能になりました。

■PFOAとは

PFOAは、泡消火薬剤や半導体製造、撥油・撥水製品などに使用される有機フッ素化合物です。
様々な分野で使用されてきましたが、健康や環境への悪影響から製造・使用等が規制されています。国内では化審法での第一特定物質への指定をはじめとして、外国為替及び外国貿易法、医薬品医療機器等法で規制がかかっています。

参考:PFOA関連物質の化審法第一種特定化学物質への指定等に向けたうごき

■PFOAを処理するためには

PFOAの処分については、環境省よりPFOA含有廃棄物処理に関する技術的留意事項が出されています。処理施設は実証実験を行い、技術的留意事項で示されている分解率や排ガス、排水基準などを問題なく順守できることを確認する必要があります。

参考:PFOS及びPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項が策定されました

■DOWAグループの特徴

①日本で数少ない処理施設

DOWAグループではPFOA含有廃棄物処理の実証試験を行い、分解率や排ガス、排水基準の観点から適切に処理できることを確認し、処理を実施していますが、現時点ではPFOAを処理できる会社はあまり多くありません。

当社3工場では以下の通り処理が可能です。

処理施設 PFOS PFOA
(50ppm未満)
PFOA
(50ppm以上)
エコシステム千葉
エコシステム山陽
エコシステム秋田
○:実証済み △:相談可能

※2024年4月1日更新

②ご希望に合わせてご提案

DOWAグループは千葉県、岡山県、秋田県の処理拠点でPFOA含有廃棄物を処理できますので、近くで処理したい、一度に処理をしたい、PFOAの種類や濃度など、お客様のご希望に応じて最適な処理工場をご提案します。
また、処理だけでなく、PFOA廃棄物の運搬についてもご要望に応じてトータルでご提案もいたします。

※濃度や廃棄する製品によっては別途実証試験が必要な場合があります。詳しくはお問い合わせください。

③様々な荷姿で受入可能

DOWAグループは様々な荷姿でPFOA含有廃棄物を受け入れることができます。これまで、ローリー車(タンクでの保管物からの抜き取り)、ドラム缶、ポリ容器などで受入実績があります。処理施設や稼働状況によって受入条件は異なりますが、一度ご相談ください。

■さいごに

PFOAは健康、環境への悪影響から、きちんと分解処理を行うことが重要です。当社の処理工場では、これまでにPFOS含有廃棄物など、多くのフッ素含有廃棄物の処理実績があります。今後は、PFOA含有廃棄物についても処理を推進してまいります。
処理をお考えの方は下記お問い合わせフォームよりご相談ください。


この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
後藤 が担当しました

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