メルテックいわきが稼働を開始しました
自治体のごみ処理施設から発生する焼却灰は、多くが最終処分場で埋め立てられますが、再資源化率の向上と最終処分場容量の確保を目的に、最終処分ではなく溶融処理などの再資源化を選択する自治体が増加しています。
DOWAエコシステム100%子会社のメルテックでは1999年から、焼却灰を還元状態で溶融し時間をかけて冷却する独自の処理プロセスによって、人工骨材として利用される溶融スラグと金・銀・銅やその他の有価金属を含む溶融メタルを製造してきました。同社が製造する溶融スラグは、天然石と同等の強度であることに加えて、有害な重金属類が分離されており環境上も安全なため、人工骨材として高い品質評価を頂いています。
今回新たに稼働したメルテックいわきでは、約20年の稼働実績を持つメルテックと同じ処理プロセスを導入し、立地するいわき市をはじめとする自治体から焼却灰を受け入れます。
周辺地域では、道路路盤材などの建設資材として、高品質な人工骨材への確実な需要が見込まれています。また、有価金属を含む溶融メタルはメルテックと同様、グループ会社の小坂製錬が製錬原料として利用し、金・銀・銅などの各種金属に精製します。
【お問い合わせ】
メルテックいわき株式会社
Tel:0246-84-9507
HP:メルテックいわき株式会社
お問い合わせ:廃棄物処理の質問フォーム
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