DOWAエコジャーナル

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難処理廃棄物も受入可能な日本有数の処理拠点
~エコシステム千葉のご紹介~その1

DOWAグループでは全国4拠点で産業廃棄物の焼却による中間処理を行っています。各工場の特徴的な設備及び廃棄物管理体制により多種多様な廃棄物を適切に処理しております。
今回は、昨年の4月に2号炉が完成し、日本最大級の処理能力となり、関東地区で活躍しているエコシステム千葉(株)をご紹介いたします。

エコシステム千葉では、2機の炉で1日840tの処理能力があり、様々な種類の荷姿・性状の廃棄物を受入れています。
廃油、廃アルカリ、廃酸など液状の廃棄物は量に応じてローリーやコンテナ、ドラム缶の荷姿で搬入され、タンクに受入後、ライン移送をして焼却炉内に噴霧されます。また、固形・泥状の廃棄物はダンプ車等で搬入され、ピットに受入れて性状を調整した後に、コンベアにより焼却炉内に投入されます。

エコシステム千葉では、一般的な焼却関連の設備だけでなく、処理困難な廃棄物処理を行うための施設を保有しています。今回はそのうちの2つを例に挙げてご紹介致します。

1. 反応性の高い廃液

ドラムやコンテナなどの容器に入った反応性の高い強酸性の廃液、強酸性の廃油などは、容器からポンプで吸いあげ、直接焼却炉へ噴霧して処理します。
この工程では他の廃棄物と混ぜずに処理を行えるため、他の廃棄物との混合により著しい反応性を示す廃棄物でも安全に処理することが可能です。また強酸性を示す廃油など、通常の廃油の処理工程の設備を腐食させる可能性のある廃棄物でも処理が可能です。

また処理の際に有害ガスが発生する場合にも、(発生するガスの種類と量によりますが)発生するガスを吸引しながら安全に処理することができます。
そして、融点の高い廃棄物は蒸気で加温して液状にした後にキルンに噴霧しますので、常温で液状である廃棄物だけでなく、幅広い性状の廃棄物を処理できます。

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2. 反応性の高い廃棄物、廃試薬の処理

反応性が高く他のものと混ぜられないもの、容器の蓋を開けると強い臭気を発生するもの、多種・雑多な試薬類などをロータリーキルンに直接投入し、処理できます。
ドラム缶より小さいものであれば、瓶、鉄缶、段ボールなど様々な荷姿でもそのまま投入して処理することが可能です。例えば、廃試薬の処理は、このラインを使い、安全に焼却処理を行っています。

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直接投入施設

これらの設備により作業員の有害物質暴露や、環境への有害物質の拡散を防ぎ、安全で安心な処理を行っています。

DOWAグループは、長年の廃棄物処理事業により培った技術とノウハウを生かし、様々な廃棄物を安全に処理しています。廃棄物処理に関することなら何でも、まずはご相談してください。

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