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廃棄物を入れたドラム缶が汚れているのですが、問題ありますか?

Q:廃棄物を入れたドラム缶が汚れているのですが、問題ありますか?

A:

汚れのせいでドラム缶にあいたピンホール(小さな穴)を見逃すことがあります。ドラム缶に付着した汚れは取り除いて、ピンホールが開いていないかを確認してからの搬出をお願いします。

■ピンホールってなんですか?

小さな穴が開いていることをピンホールと呼びます。1mm程度の穴でも、液体は漏れ出てしまい、漏洩につながります。

右の写真はドラム缶のピンホールから漏洩している事例です。

■ピンホールがなければいいのですよね?

ドラム缶の表面が汚れていると、小さく穴が開いていることに気づきにくくなります。

右の写真では一見、ドラム缶の表面が汚れているだけのように見えますが、よく見るとピンホールが開いており、中身の廃液が漏洩していることが分かります。

■どうしたらいいですか?

ドラム缶の表面をふき取り、ピンホールや腐食箇所の有無、ドラム缶の膨張や変形が無いかを確認してからの搬出をお願いします。

まれに、ドラム缶に廃棄物を充填する時に、ドラム缶の周囲に廃棄物が付着してしまうことがあります。その場合、運搬中の風雨により、ドラム缶に付着した廃棄物が道路上などに飛散・流出してしまう恐れがあります。

■さいごに

ドラム缶は廃棄物の管理において便利な容器ですが、安全に保管、運搬するためには今回の事例以外にも注意することがあります。廃棄物管理の際には以下のおすすめ記事などを合わせてご確認下さい。


この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
後藤 が担当しました

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