照明用安定器って何ですか?
Q:照明用安定器って何ですか?
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照明用安定器とは、蛍光灯やHIDランプ等のアーク放電を利用した光源の点灯時(始動時)に、安定した放電を保持するための器具です。
昭和32年(1957年)1月から昭和47年(1972年)8月までに国内において製造された照明器具の安定器のなかには、PCBが使用されたものが存在します。なお、一般家庭用の蛍光灯等の安定器にはPCBが使用されたものはありません。
PCBを含有する安定器は、安定器に貼付された銘板に記載さているメーカー、型式・種別、性能(力率)、製造年月等の情報から判別することができますので、その詳細は各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本照明工業会のホームページをご参照ください。
(PCB使用照明器具に関する情報 | JLMA 一般社団法人日本照明工業会)
また、安定器の中には、コンデンサ内蔵型とコンデンサ外付型のものが存在します。コンデンサ外付型のうち、汚染のおそれなく安全にコンデンサを取り外せる場合については、取り外したコンデンサ部分をJESCOで処理するとともに、残部材(トランス部)は低濃度PCBの無害化処理認定・許可施設において処理が可能となります。詳しくは「中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)」の資料をご参照ください。
(廃安定器の仕分けの徹底・促進について)
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この記事は
エコシステムジャパン株式会社 営業企画部
堀岡 が担当しました