世界のゴミ箱から(5) 〜パリ〜
今回は、パリのゴミ箱についてご紹介します。
とにかく、見える物すべてがおしゃれに見えてしまう。花の都パリ。
1. 空港・駅
高級な雰囲気を壊さない、主張しないごみ箱です。
紙は分別回収されていました。
2. 道路のごみ箱(家庭ゴミ)
歩道に、ごみ箱が放置されていても、絵になるのは、パリは素敵な街だと思い込んでいるからでしょうか。
背景の建物がすてきである事と、歩道が広いので、ごみ箱が置かれていてもさほど邪魔にならないので、ごちゃごちゃして見えないのでしょうか。
車道はそれほど広くないですが、縦列駐車が見事です。
集合住宅のごみ集積場です。
ごみ箱が同じ規格なので、並んでいても小ざっぱりして見えます。
このごみ箱を収集車に引っ掛けると、自動で中身が出せます。
3. 道路のごみ箱(ガラス)
びんを回収するもの。
存在感を主張するものを作る事もあるんですね。
と思ったら、灰色のものもありました。
こちらは街並みにマッチしているように見えます。
4. 道路のごみ箱(公園)
ごみ「箱」というよりは、袋を引っ掛けるタイプが多かったです。
袋はゴムで固定されていました。
エッフェル塔にあったものです。
最後に
なぜ ヨーロッパがおしゃれに見えるのか、なぜ ごみ箱のある風景もおしゃれに見えるのか。
それはごみ箱がおしゃれだからだと思っていました。が、それだけではないのかもしれません。
例えば、街並み。ヨーロッパの街並みはすっきりしています。看板照明も少なく、町のイメージカラーはベージュとレンガなど、限られています。一方で、日本は、ビルの形・建物の壁面素材などがバラエティーに富んでいて、看板照明もにぎやかです。
そして、パリの市街地には電柱がなく、歩道が広いのですっきりして見え、おしゃれに感じます。(ごみ箱は結構大きいのに、歩道にごみ箱があっても、そんなに邪魔には感じません)
おしゃれな街並みには憧れますが、古い建物に住むと不便と聞きますし、日本は耐震性の問題もあり、ヨーロッパの様に古い建物に住み続けるのが難しいという事情もあります。でもやっぱり、羨ましいなと思ってしまうのでした。
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました