2024年4月16日、クマ類が「指定管理鳥獣」に指定され、駆除対策が強化されました。
クマ類による被害が相次ぐ中、環境省は4月16日に、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)の省令を改正し、絶滅の恐れのある四国の個体群を除き、クマ類を「指定管理鳥獣」に指定しました。
指定管理鳥獣とは、環境大臣が定めた集中的かつ広域的に管理を図る必要がある鳥獣であり、すでにニホンジカ、イノシシが指定されています。今回、クマ類が指定管理鳥獣に指定されたことで、駆除対策などが強化されることが期待されています。
(出展)「クマ類による被害防止に向けた対策方針」のポイント(環境省)
一方で、鳥獣保護管理法では市街地等での銃による捕獲が禁止されているため、現場で警察官から発砲命令を受けるなど応急的対応を行っていますが、時間を要するという現状があります。このため、現在鳥獣保護法を改正して、発砲の判断が速やかに行えるようにするための措置が検討されています。
本件についてのパブリックコメントが、以下にて実施されています。
環境省ホームページ
「鳥獣保護管理法第38条の改正に関する対応方針(案)」に対するパブリックコメント
意見募集期間:5月28日(火)から6月26日(水)
この記事は
DOWAエコシステム 企画室
毛利 が担当しました