愛知県条例改正に関して
愛知県環境審議会地盤環境部会において、「県民の生活環境の保全等に関する条例の土壌及び地下水の汚染の防止に関する規制の見直しについて」の事項が審議され、その結果に基づき平成21年12月28日付で答申がなされました。
答申による愛知県条例の見直しポイントは、以下のとおりです。
「愛知県環境審議会地盤環境部会の審議結果について」
http://www.pref.aichi.jp/0000030212.html
■愛知県の土壌及び地下水の汚染の防止に関する規制 見直しのポイント
- 特定有害物質等取扱事業所の廃止時等の土壌及び地下水の調査
- 事業所の廃止時等の土壌及び地下水の調査の義務化
- 対象は特定有害物質を取り扱っている水質汚濁防止法の特定事業場及びガソリンスタンドなどに限定
- 土地の所有者等による調査の実施
- 土壌汚染が判明した場合の措置
- 応急措置の実施
- 周辺への汚染の拡散を防止するための措置の実施
- 土地所有者等による措置の実施
- 改正法の規制対象区域外から搬出される汚染された土壌の処理等の規定
- 法や条例に基づかない土壌調査(自主調査)の取扱い
- 土壌・地下水の調査方法の明確化
- 汚染が判明した場合の措置方法の確認及び技術的な助言等についての行政関与の位置付け
- 汚染土壌処理業の許可に係わる生活環境影響調査等の実施
- 汚染土壌処理業の許可申請者に対する生活環境影響調査等の実施
- 住民等の周知を図る制度
- 土地の形質変更時における規定の整理
- 3000m2以上の土地の形質変更に係わる手続きについて、重複規定の整理と履歴調査の存続
その他検討事項
- 愛知県土壌汚染等対策指針の改定
- 自然由来により基準を超過した土壌の取扱い
- 土壌汚染に関する情報の整理及び保存、情報提供の方法等
■意見と県の考え方
「土壌及び地下水の汚染の防止に関する規制の見直しについて」の中間とりまとめについての意見募集結果が、平成22年1月14日付で公表されております。
http://www.pref.aichi.jp/0000029304.html
■今後の予定
条例改正は、今後審議されていく予定とのことです。