「炎色反応」とは
えんしょくはんのう
溶液を白金につけ、バーナーの無色の炎で強熱すると、原子が熱エネルギーを得て、有色の光を出すこと。アルカリ金属・アルカリ土類金属は、この反応が特徴的と知られている。アルカリ金属の塩はほとんど水に溶けるため、沈殿することによって検出することができないため、検出に炎色反応を使う。
炎色反応の覚え方
覚え方にはその他いろいろありますが、その一例です。
「アルカリ金属」とは
元素の周期表の一番左側の族(列)で第1族といわれる。リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)などで、価電子1個を放出するのに必要なエネルギーがとても小さいので、1価の陽イオンになりやすい。つまり、イオン化傾向が大きく、相手に電子を与える力が大きいので還元力も強い。
「塩」とは
酸から生じた陰イオンと、陽イオンから生じた化合物のこと。
例えば、塩酸(HCl)のCl-と、Na+からなるNaClなど。