サラリーマンゴルファーのシミュレーションゴルフ放浪記
■はじめに
皆さんこんにちは。サラリーマンゴルファーの市原です。
今回のコラムは、タイトルにある通り、シミュレーションゴルフについて書いていこうと思います。ご興味のある方は最後までご一読いただければ幸いです。
■私のゴルフ歴について
さて、私とゴルフとの出会いは今から遡ること14年前の2011年、上司からの優しいお誘い(という名の強いプレッシャー)があったところからスタートしました。
当時は「誘われたら付き合う程度」のゴルフをしていましたが、会社の転勤により仙台や岡山へ赴任となったことをキッカケにゴルフへ積極的に取り組むこととなりました。
結婚や子育てなどで中断した時期もありましたが、基本的には週一練習、月一ゴルファーとして人生を歩んでいます。
■都会のゴルフ練習とは
2023年、久方ぶりに東京本社へ転勤となり、早速練習場を探してはみたものの、地方と違って人口に対する練習場の数が少ないことや、練習料金が高いこと、練習場が遠いことなどから、小遣い制を導入されているサラリーマンゴルファーにとっては非常に厳しい環境に身を置かれたと思っています。
そんな中、同僚から月契約のシミュレーションゴルフ練習場があることを教えられ、体験することになりました。
■シミュレーションゴルフとは
シミュレーションゴルフ練習場とは、簡単に言えば、建屋内にゴルフスイングができる場所が用意された練習場です。
ただ、シミュレーションという名の通り、ゲーム感覚で実際にゴルフ体験をしながら練習をすることができ、スイング分析ができるカメラやボールの速度やスピン量などの測定機器などが設置されています。つまり、ゴルフボールを置き、壁に向かってスイングをするだけで解析に必要なデータが抽出できる仕組みになっています。
なお、現代の解析機器は非常に高性能で、スイングスピードだけに留まらず、ボール速度やスピン量、ボールに当たった瞬間の入射角など、様々なデータを精度高く抽出することができ、そこから自身の飛距離や方向性などを正確に算出することができます。
これらの技術は軍事技術を転用したもののようで、ミサイル迎撃システムをゴルフボール追尾システムに置き換えた技術だそうです。
■実際に体験をしてみました
私が訪問した場所は都心にある練習場で、一見すると5階建ての普通のオフィスビルですが、中に入ると雰囲気が大きく変わります。
まずは個室が5室ほど用意されていて、全てプライベート空間が確保されていることから、周囲の目を気にせずに練習に集中できる環境です。また、思ったよりも広く、家族や友人と一緒に練習を楽しむことも可能です。
他にも印象に残った特徴を以下に記載します。
- 無料のレンタルクラブやゴルフシューズが用意されており、手ぶらで練習が可能
- 24時間営業のため、通勤前や帰社後など、いつでも利用可能
- 全スイングを動画で残すことが可能
- 季節を問わず、安定した気温の中で快適に練習が可能
■シミュレーションゴルフ練習を体験した上で感じたこと
初めての経験でしたが、ゴルフの練習を非常に楽しめました。特に印象に残ったことは、ゴルフの練習スタイルが14年前と大きく変わったことでした。
当時は『どうしたら上手くなるんでしょうか?』という具体性のない質問を上司や上級者に聞きましたが、皆言うことが多種多様で困惑していました。「とりあえず10tダンプいっぱいのボールを打てばうまくなるよ」と言われ、打ちっぱなし練習場で手の豆がつぶれるほど必死に練習した思い出もあります。
一方現在は、自分のスイングを動画として残し、練習中にチェックしながらスイングフォームを修正することができます。また、自身のスイングのスピン量、飛距離、ミート率などなど、多面的な視点で何が良くて何が悪いのかが数値化されるため、練習方法が非常に効率的になったと感じました。
昔の「気合いと根性」といった練習も好きだったので、少し寂しさはあるものの、最新技術を活用した練習方法でスコアが縮めていけるのか、引き続き検証していきます。
■余談1
シミュレーションゴルフへ一緒に行った同僚より、スイング時に左足を固定したいから、しっかりと押さえてもらいたいと言われました。とりあえずゴルフクラブが当たらないよう、低姿勢で左足をがっちり固定し、さあ、いざスイング!チャーシューメーン!
左足の固定が強かったためか、グキッ!という異音が室内に響き渡り、同僚は軽めの捻挫となりました。42歳と44歳のオジサン二人は童心を忘れずに人生を謳歌しています。
■余談2
私の小学3年生の娘がゴルフに興味を持ったため、お試しで練習場へ連れていきました。
小学3年生にしては体格が出来上がっていることや、ゴルフに対する固定観念がないことから、豪快なスイングを見せられ驚きました。そして、ボールはその場から1mmも動かず、悲しげに佇んでいました。それを指摘するような野暮な父ではありません。
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
市原 が担当しました