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10年振りのモンゴル旅行記。

昨年、『VIVANT』(ヴィヴァン)というテレビドラマにはまった人も多いのではないでしょうか。ハラハラするストーリーと張り巡らされた伏線、広がる大草原、砂漠をラクダで横断するロマン、堺雅人さんや阿部寛さんの演技も見応えがあり、「え、あのロケ地ってモンゴルだったの?行ってみたい」と思った人もいると思います。

今年の夏前、上司に思い切って言ってみました。
「私、別班※なんです。モンゴルに行かなきゃいけなくなりました」
※VIVANTの中でキーワードとなる言葉です。

上司からは「行ってきなさい」の一言。
勿論、私は陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」ではありませんが、なんだか上司からミッションを受けた気持ちで、モンゴルで休暇を過ごすことにしました。

学生時代から大草原や遊牧民にロマンを感じずにはいられない性分だった私は、実は、今回の訪問が10年ぶり4度目となるほどモンゴル好き。
今回はモンゴル旅行記にお付き合いください。

鉱山!?

日本からモンゴルの首都ウランバートルまでは、直行便で約5時間半と意外と近く、モンゴル航空MIAT(ミアット)を使えば快適に移動できました。

着陸まであと約1時間、ウランバートルの南約600kmとなった時、大地に何やら模様が現れました。世界でも最大級となる銅・金鉱山であるOyu Toloi(オユトルゴイ)鉱山※なのでは・・!と胸を高鳴らせながら撮った写真がこちら。実際のところはわかりません。
※モンゴルの最大産業は鉱業で、石炭、銅、ウラン、レアメタル、レアアース等の豊富な地下資源に恵まれています。

ウランバートル ~10年前から強化されたインフラ

ウランバートルは10年前に比べて高層ビルが増えていました。ビルの建設ラッシュは落ち着き、今は道路などインフラ整備に注力しているようです。

モンゴルは水資源が貴重な国。10年前はウランバートル市内のホテルでも水やお湯が止まることが多々ありましたが、今回は水も止まらず(お湯はタンク残がなくなると一時停止されますが)、10年間のインフラの成長を感じました。

VIVANTのロケ地にもなった「スフバートル広場」や、モンゴル伝統楽器「馬頭琴」カルテットコンサートを見ながら、ウランバートルの夜は過ぎていきました。

田舎 ~10年前と変わらない星空

「モンゴルって意外と都会」と思った方、ここからです。

翌朝、モンゴル人の友人の車で1時間も走れば景色は一変。舗装道路の有難みを感じながら、道なき道をひたすら5時間走ります。「この時間で日本からモンゴル着けるやん」と思いつつ、車窓から見える大地のうねりに、ただひたすら心穏やかになるのでした。

一本道を横断するラクダ
これはまだ道がある方
ウギ―湖
小さく見えるのが車と友人

田舎には、ツーリストキャンプが多数あり、モンゴル伝統的なテント「ゲル」で宿泊することができます。
ここでは、モンゴル旅行の最大のおススメ、満天の星空を楽しむことができます。月が出ている時間は日本の田舎と同等レベルの星空ですが、月が沈むと本当に異世界のよう。天の川がどれか分からないほどの星の数で、オリオン座がどれかも識別できません。2分間空を見上げているだけで、流れ星は5個以上、人口衛星も肉眼で2個以上見ることができます。一億光年だとかいう星の瞬きに比べたら、10年なんて一瞬なんでしょうね。

翌朝は、遊牧民の馬をお借りし3時間の乗馬を楽しんだり、VIVANTファンお待ちかねのラクダツアーを楽しんだりしました。

1日目は約300km、2日目はほぼ山道を約100km、3日目は約500kmでウランバートルまで戻るという強行スケジュールの中、ずっと運転してくれた友人には頭が上がりません。それでも、モンゴルの一部に過ぎず、世界の広さを再認識したのでした。


長くなってしまったので今回は以上とします。お付き合いいただき、ありがとうございました。

予告:次回のモンゴル旅行記「モンゴルのゴミ箱コレクション、住宅すぐそばに火力発電所」など。


毛利 この記事は
DOWAエコシステム 企画室
毛利 が担当しました

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