アメッコ市
みなさんは、「飴(あめ)」のことをなんと呼びますか?
私は関西出身のため、「あめちゃん」と呼ばれるとしっくりきます。
秋田では、「あめっこ」と呼ばれています。
東北では物に「っこ」という接尾語がつく言葉を多く耳にしました。温泉のことを「ゆっこ(湯っこ?)」、鍋のことを「なべっこ」・・・。そして、飴のことは「あめっこ」と言うようです。
秋田県大館市では、毎年2月にアメッコ市というイベントが開催されます。
大館市HPによれば「この日にアメを食べると風邪をひかない」とのこと。1588年ごろが起源の歴史のあるイベントです。
参考:大館市ホームページ 大館アメッコ市
私が大館市に住んでいた時には、もちろん、行きました。
(2019年の2月のことでした。)
至る所の枝に飴がたくさん付けられており、枯れ木が梅の花のように装飾されていました。
今はコロナ禍もありどうなのか分かりませんが、当時は多くの人が来ており、賑わっていました。大館市は車移動がメインの車社会です。そのため、特に寒い冬場はあまり歩いている人はおらず、基本的に車に乗っています。
ただ、イベントが行われる場所は道路が通行止めとなっており、近くに駐車場もあまりないのでイベント会場まで歩いて行く人も多いような状況。雪の大館市内をたくさんの人が歩いているのが、私にとっては少し不思議な光景でした。
上記でご紹介した大館市HPによれば、この日には山から神様が降りてきて飴を買いに来るとのこと。その伝承から、神様(の恰好をした人)が巡行しているとのことで、探してみましたが私には見つけられませんでした。
飴がたくさんくくりつけられた小さな枝と、いちご飴を買って帰りました。風邪をひかないよう、いちご飴はその場で食べました。
ちなみに、2019年は大きな風邪をひいた記憶がありません。さすが、アメッコ市の飴。元々あまり風邪をひかないので、飴のおかげか分かりませんが...。
今年はコロナ禍でもあるので、今住んでいる東京の自宅にて、近くのスーパーで買った飴を食べることにします(今年は来場状況によっては入場制限もあり得るとのこと)。行き来がしやすいようになったら、また行きたいと思います。そんな、アメッコ市のご紹介でした。
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
後藤 が担当しました