秋田県の道祖神
皆様、はじめまして。環境ソリューション室の後藤と申します。
今回のコラムを担当させていただくことになりましたのでよろしくお願いします。
DOWAグループ発祥の地でもある秋田県。
私は入社後に初めて配属された会社がエコシステム秋田だったため、兵庫県から秋田県大館市に引っ越しました。
初めての雪国暮らしは慣れない事も多かったですが、東北三大祭りの一つである竿灯まつりを見ることができたり楽しく過ごしました。配属後3年後に異動の辞令が出た時には離れたくないと思うほど、すっかり秋田県の虜になっていました。
今回、秋田県の風習の一つである道祖神の「鹿島様」についてご紹介します。
道祖神とは、集落に外から疫病などが入ってくるのを防ぐ厄除けの神様のことを指し、日本には村境や路上に人形や石像の形態で道祖神をまつる風習があります。
秋田県には「鹿島様」という道祖神をまつるため、人形を飾って厄除け祈願する風習があるようです。
鹿島様は、「ニンギョ様」や「ショウキ様」と呼ばれているものもあるようです。
名前の由来は鹿島神宮の神様から来ているという説があります。また、色々な名前が存在する理由も調べてみましたが、分かりませんでした。ただ、名称によって人形の大きさ、顔や姿形が異なるようにも感じましたが、よくわかりませんでした。
私は秋田県に赴任して鹿島様の存在を初めて知りました。
もともと、私は民俗風習に興味があったので、インターネットで調べてみました。
すると住んでいた大館市内にそれらしき人形があると分かり、見に行くことにしました。
場所は現在、エコシステム秋田やエコシステム花岡が立地し、昔は鉱山の町として栄えた、花岡町です。霊験あらたかな松峰神社の付近に、それらしい人形を見つけました。鹿島様なのか、ニンギョ様なのか私には分かりませんでしたが…、非常に貴重な体験ができました。
ちなみに、松峰神社も817年に弘法大師が設立したと言われている由緒正しくて素敵な神社です。こちらは、神社へ続く綺麗な雪景色の階段の写真です。
こういった昔ながらの伝承が沢山あるのは秋田県の良いところです。
皆さんも興味がありましたらぜひ訪れてみてください。
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
後藤 が担当しました