牛乳
「そだねー」という北海道弁とともにカーリングと北見が有名になったのは1年以上前でしたが、今度はスポーツではなく北海道・十勝地方の酪農を舞台とするテレビドラマ「なつぞら」(NHK朝ドラ)が人気です。
元々テレビドラマ好きなので、時代は私の学生時代をさらに遡った戦後すぐの話なのですが、学生時代を過ごした帯広/十勝の話しでもあり、なんとも懐かしい感じです。
スピッツの主題歌にのって流れるテロップには撮影協力として新得町・鹿追町と並び、なんと母校 帯広畜産大学(地元では畜大と呼ばれる)が出ているのですが、ビデオで見直しても何処に出てるのか良く分かりません。勝手に馬車がトコトコ走る場面の白樺並木だといいなと思っています。
この畜大という大学、畜産の単科大学で、北海道外からも多くの畜産好きな(?)学生が入学してきます。でも、私は畜産/酪農には特に興味も無く、化学系の勉強をしていたので、ドラマに出てくる牛や牧草や牛乳の話も良く分からないのですが、「牛乳」だけには思い入れがあります。
畜大ブランドの帯広畜産大学牛乳(畜大牛乳)は当時生協だけで売られていて、貧乏学生(の私)には貴重なタンパク源でした。
一昨年、帯広でクラス会がありキャンパスを久々に訪れたのですが、なんとも洗練された雰囲気で昔の面影はなくなっていました。
が、畜大牛乳はありました。
帯広畜産大学より
私が入学した頃は200mlのテトラパックだけでしたが、在学中に1,000mlのパッケージでも売り出されました。今でも同じ白と緑のシンプルなパッケージデザインで売られていました。さらに低温殺菌の500mlパッケージも発売されているようです。
当時は200mlパックが25円、1,000mlパックは125円と相当安価でしたが、今は1,000mlパック185円(税込み)とのことで普通の値段ですね。当時は学外からの購入者も多くてすぐに売り切れてしまい、入手できないことも多かったのですが、最近では畜大生協以外の一般スーパーなどでも売られているそうです。生産量も上がったのでしょう。
畜大牛乳は以前から畜大内の牛乳から生産されていましたが、今は畜大の畜産フィールド科学センターという所で180頭の乳牛から生産されているようです。搾乳はもちろん広瀬すずではなく、畜大「うしぶ」というサークルメンバーが行っているとのことです。
この夏、北海道/牧場がちょっとしたブームになると予測してます。北海道を訪れる方は、是非十勝、帯広に行かれたらと思います。畜大牛乳以外に有名なのは、やはりお菓子でしょうか。ドラマの中でも雪月(柳月がモデルかな?)というお菓子屋が出てきます。それとすっかり全国区になった豚丼も、帯広が発祥の地だと思います。駅前の老舗「ぱんちょう」は小綺麗な店になり行列店になっています。お酒好きな方には、帯広の隣り、池田町のワイン城という町営ワイン工場も良いかと思います。
と、TVドラマの話が観光案内になってしまいましたが、十勝/帯広は本当に北海道らしい所ですので、もし北海道に行かれる方は是非行かれてみてはと思います。TVドラマのロケ地巡りもいいかもしれませんね。
この記事は
DOWAエコシステム ジオテック事業部
鈴木 が担当しました