雪道の歩き方
1月18日、東京にも雪が積もりました。
交通ダイヤが乱れて、大変な思いをされた方も多かったと思います。
雪道を歩くのは好きです。
雪道を歩くと、小・中・高の通学を思い出し、懐かしい気持ちになるのに加え、雪道を滑らないように気をつけながら歩くのがおもしろいからでもあります。
■通勤途中の道すがら気になったこと
- ノーマルタイヤ?
雪が積もっているのにノーマルタイヤで走行している(であろう)車が多いことにびっくりするとともに、怖かったです。
初雪が降る前にスノータイヤに替えるのが雪国の鉄則!それは雪道をノーマルタイヤで走ると危ないからです。都会の雪道を歩くときは車にも気をつけてください。 - 革靴?
革靴で雪道を歩く人が多く、中にはパンプスで歩いているもいて、都会の人はすごいなぁと思いました。特に金沢は地下水で消雪するので、道は雪と水でバシャバシャ、横断歩道を渡る時は水たまりを越えなければならず、防水の靴が必須です。革靴を履こうものなら、水がしみて冷たいし、靴もダメになるし。きちんとした場に出席する際は、きちんとした靴を持って行き、会場で履き替えます。
どうしても靴を持っていけないときは仕方ないですけれども・・・。
ちなみに、札幌育ちの旦那は革靴で出かけました。札幌は寒くて雪はサラサラしてるし、気温が低いので地下水で消雪する事もないので、滑る事に気をつければ問題ないのだと思われます。
■雪道を歩くときのコツ
雪道を歩くときは、道路の接地面に対して直角に足を置きます。これは、斜め方向に力をかけると水平方向の力(前向きの力)が働き、滑りやすくなるからです。
雪が積もっていると地面のグリップが効かないので、普段以上に前向きの力を意識する必要があります。
高校物理の「力の分解」です。
足から地面に伝わる力を分解してみましょう。
真下に力をかけると横方向(水平方向)に分解される力はありません。が、斜めにかけられた力は垂直方向と水平方向に分解されます。
つまり、水平方向に前向きの力が働いてしまうので、この前向きの力と地面の摩擦が打ち消し合わないと、前向きに滑ってしまいます。雪が積もっていたり、路面が凍っていたりすると、摩擦力がかなり小さくなるので、滑りやすくなります。
まっすぐに力をかけたつもりでも、凍っていたり、圧雪されていたりすると、路面に傾斜がついていて滑りそうになる事もありますので、ちゃんと確認しながら、注意して歩く必要があります。
「足を真下に下ろし、真上に上げながら歩く」イメージで歩いてください。
こんな事を考えて、ニヤニヤしながら雪道を歩いていました。
あと、ショルダータイプのバックやリュックにして両手を空けると、バランスも取りやすく、歩きやすくなります。
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました