打ち上げ花火
年越しの準備をしながら一年の出来事を振り返っている最中、テレビをつけると何やらいつもと違う雰囲気を感じた。何が起きたんだ?
12/28早朝、松井秀喜の引退会見が始まった。
インタビューはリアルタイムで観ることはできなかったが、とにかく今までの様に驚くような大飛球を見る事や自分勝手な過度な期待をいだく事ができなくなることが途轍もなく寂しく感じた。
二十年前、甲子園球場5連続の敬遠を観て思った事は、誰よりも練習をし大打者に成れば成るほどバットを振れなくなるんだなと。とても不思議な気持ちになった。昨日の事のようだ。
彼が米国で不振の最中にメディアのインタビューでこんなことを言っていた。
「人の書く記事などは僕のコントロールできることではない。自分のコントロールできる事をしっかりやっていく。それが僕のスタンスです。」ひとつ年上の方の言葉とは思えない印象に残る言葉だ。
僕はといえば、家族サービスと自分の気持ちのコントロールの為に近所の野球場にチョクチョク足を運ぶ。妻と一緒にビールを飲んで、子供と大声で歌って叫んでめちゃくちゃ騒ぐ。とにかく我が家は、野球場で観る打ち上げ花火が大好きだ。
次元はまったく異なるが、きっとみんな野球が大好きだ。勝っても負けても野球はいいなぁ。
できる事なら、松井秀喜の打ち上げ花火のような大飛球をビール片手にもう一度見たい。
この記事は
エコシステムジャパン株式会社
諸星 が担当しました