土壌浄化(DME)レンタルプラン始めました
DME工法(乾式磁力選別処理工法)は、重金属汚染土壌を浄化する技術です。
浄化土壌は、溶出基準を満たした土壌として再利用いただくことが可能です。
この度、このDME工法のプラント一式のレンタルサービスを始めました。
(特許番号:第5647371号)
1. DME工法の特徴
① 低コストでコンパクト
水を使用しない乾式処理であり排水が発生しないため、排水処理施設は不要です。
排水処理施設が不要のため、低コストでコンパクトです。
② 6種類の重金属元素を浄化できます
As、Pb、Cr6+、F、Se、CNによる汚染土壌を浄化できます。対象可能濃度は、溶出基準超過10倍程度までです。
処理した土壌の90%以上(※)を浄化された土壌として再利用することができます。
(※)事前にトリータビリティ試験を行い、浄化の可否を検討します。
③ プラント一式レンタルサービス
プラント一式をレンタルするサービスを開始しました。
弊社が対象土のトリータビリティ試験を行って処理条件をご提案し、必要なプラントを選定、DME工法による土壌浄化に必要なプラント一式をレンタルすることも可能です。
2. DME工法の原理
汚染土壌に鉄粉を添加し、ヒ素・鉛などの重金属を吸着させます。その後、鉄粉を磁力によって回収することで汚染物質を鉄粉ごと土壌から除去し、浄化します。
浄化土壌を再利用できます。
DME工法の詳細は、DOWAエコシステム(株)ジオテック事業部のホームページにも記載されていますのでご覧ください。
自然由来重金属含有土壌対策(DME®)
3. 処理実績
拠点型施設では全国4拠点に導入され、延べ40万t以上の処理実績があります。
4. レンタルサービスについて
DME工法は、前述の説明の通り、現地でも汚染土壌の浄化(汚染土壌の濃縮による減容化)を行うことができます。処分する汚染土壌が多量で困っている現場において、その量を減らすことができます。
このDME工法による浄化をDOWAでは現地浄化として業務委託を受けて実施してきましたが、この度、DME工法で必要なプラント一式をレンタルするサービスを開始いたしました。
建設現場での汚染土壌の減量化を主要な目的として、お客様自身で実施する対策工事の一つの選択肢としてご検討いただければ幸いです。
レンタルプランでは、以下のように処理条件の検討や施工中のサポートなどを通じて、はじめて浄化工事を行う方にも安心してご利用いただけます。
- DMEプラントが適している現場かどうかの確認、試験の実施
- DMEプラントの貸し出し、必要資材の調達提供(浄化用鉄粉など)
- アフターケア(必要に応じて現場施工中のサポート)
この技術・プラントが必要な時だけレンタルいただき、施工が終われば返却いただけますので、余計な資産を持たず新しい浄化技術を現場に適用できます。
詳しくは、DOWAエコシステム(株)ジオテック事業部までご相談ください。