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「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」展示内容のご紹介(3)〜資源創造〜

2016年12月8日~10日に開催されました、「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」での展示から「資源創造(Meltecの灰溶融)」パネルを説明いたします。

資源創造(Meltecの灰溶融)

※画像クリックにてPDF版を閲覧・ダウンロードしていただけます。
文章、図表等については、出典を明記すれば転載していただいて構いません。
ただし、商業目的の使用はご遠慮ください。

※全ての展示パネル内容は過去記事よりご覧ください。
カタログに載らない話 2017年 1月号

1)資源創造(Meltecの灰溶融)

家庭からでた燃えるゴミは、「無害化・減容化」」のために焼却され、焼却灰となります。
この焼却灰は通常、最終処分場に埋め立てられています。しかし、最終処分場は無限にあるわけではありません。焼却灰を埋め続ければ、いつか満杯となり、埋める場所がなくなってしまいます。

具体的には、最終処分場の残余容量は、平成26年4月1日現在で、約17,181万立方メートルとなっています。また、平成25年度の最終処分量は約1,172万立方メートルであり、最終処分場の残余年数を推計すると、全国では14.7年分しかありません。
そこで、少しでも最終処分場を延命すべく、焼却灰のリサイクルなど、埋立処分量の削減が強く求められています。

出典:環境省「産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(平成25年度実績)について」

こうした背景もあり、メルテックでは、この焼却灰を1,800℃もの高温で溶融処理することでリサイクルに取り組んでいます。

溶融した灰は、ゆっくりと冷却すること(徐冷)で、無害な石と、貴重な金属を含む溶融メタルに分離されます。

無害化された石は道路の路盤材として再利用され、溶融メタルからは、金、銀、プラチナといった貴重な金属を回収し、リサイクルを行っています。

こうしてメルテックでは、これまで埋め立てられていた焼却灰をリサイクルすることで、埋立量を減らし、最終処分場の延命化と循環資源の製造に取り組んでいます。

また、今後は、福島県に「メルテックいわき」という会社を設立し、同様のリサイクルを推進していく予定です。



池田 この記事は
DOWAエコシステム ウェステック事業部
池田 が担当しました

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