「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」展示内容のご紹介(2)〜ゴミはどうなっている?〜
2016年12月8日~10日に開催されました、「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」での展示から「ゴミはどうなっている?/ DOWAの廃棄物処理事業」パネルを説明いたします。
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ただし、商業目的の使用はご遠慮ください。
※全ての展示パネル内容は前回記事よりご覧ください。
カタログに載らない話 2017年 1月号
1)日本のごみ処理事情 〜ゴミはどうなっている?〜
日本ではゴミを大きく2種類に分けています。みなさんの家庭から出るゴミ、「一般廃棄物」と工場などから出るゴミ、「産業廃棄物」があります。
まず、皆さんの家庭からでる一般廃棄物は1年間に約4,500万トンであり、日本の人口で割ると、一人当たり1年間に約354kgとなります。このことから、日本では一人当たり毎日約1kgのゴミを出しながら生活しているといわれています。
また、工場から出る産業廃棄物は年間3億8,500万トンもあり、1日で東京ドーム約1杯分(廃棄物比重を1とした場合)ほど発生します。この3億8,500万トンの内、1億8,000万トンは、有害であったり、再資源化ができないものであり、直接リサイクルされていません。
2)きちんと きれいに 最後まで ~DOWAの廃棄物処理~
これらの直接リサイクルされない産業廃棄物も、無害化や、不溶化をして安全に処理しないと、町中が廃棄物であふれかえってしまいます。そこで我々DOWAエコシステムは、その廃棄物を燃やすことで、有害物質を分解して害のないものにする「無害化」や有害物が溶け出さないようにする「不溶化」、燃やして灰にすることでゴミを小さくして減らす、「減容化」を行っています。
ほかにも、廃棄物を燃やす時の熱を利用して発電をしたり、焼却した後の廃棄物を、道路を作るときの原料に再利用するなど、リサイクルにも積極的に取り組んでいます。
この記事は
DOWAエコシステム ウェステック事業部
池田 が担当しました