同和通運(株):微量PCB汚染絶縁油専用タンクローリー車導入
DOWAグループでは、微量PCBに汚染された絶縁油の処理を、平成23年11月8日に大臣認定を取得したエコシステム秋田(株)で開始しています。
それに伴い、DOWAグループの同和通運㈱では微量PCB汚染絶縁油の運搬ニーズに応えるため、微量PCB汚染絶縁油運搬専用の4kℓタンクローリーを導入致しました。
なぜ4kℓ?
現在、微量PCB汚染絶縁油運搬専用タンクローリー車を所有している運搬会社は数社ありますが、各社とも10kℓ以上の大型タンクローリー車で運搬しています。
微量PCB汚染廃棄物が保管されている場所の中には、大型車が進入できない敷地や、山間部の狭い道を通行する必要があるなど様々なケースがあり、大型車での引取りが困難な場合もあります。
そこで、様々な保管場所からの収集・運搬が行えるように小回りの利く4kℓタンクを積載する中型車サイズの車両を導入しました。
特徴は?
タンクを荷台から取りはずしできるようにしたことで、タンクを外したときは通常の平ボディ車として使用することが出来ます。微量PCB汚染絶縁油入りのドラム缶や、微量PCB汚染機器(筐体)の運搬にも対応できます。ユニッククレーンも装備されていますので積み込み作業を行うことも出来ます。
積載するタンクについても危険物運搬に適した仕様であることはもちろんですが、取り扱う廃棄物が微量PCBに汚染されたものということで、タンクの排気側には活性炭BOXを取り付けるなど環境にも配慮した設計となっています。
また、タンク上部に安全柵を設け、安全帯を使用し高所作業ができるようにしたり、雨天時にマンホール上にシートで展張りができるようにするなど、安全な作業・運搬対策にも取り組んでいます。
DOWAグループではこれからも、微量PCB汚染絶縁油に限らず様々な廃棄物の運搬ニーズにお応えし、安全かつ効率的な輸送をご提案していきます。
この記事は
エコシステムジャパン株式会社
GOEさん が担当しました