「今後のプラスチック資源循環施策のあり方について」(中央環境審議会意見具申)
令和2年11月26日(木)から12月25日(金)までパブリックコメントが実施されていた、「プラスチック資源循環施策のあり方について」が中央環境審議会会長から環境大臣に意見具申されました。
- (過去記事)
- プラスチック資源循環施策のあり方についてパブリックコメントが実施されています[2020年12月1日]
■枠組み
第4次循環型社会形成推進基本計画に基づいて策定された「プラスチック資源循環戦略」を受け、プラスチックの資源循環に係る具体的な施策のあり方について、中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環小委員会と産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会プラスチック資源循環戦略ワーキンググループの合同会議において令和2年5月から審議が行われ、パブリックコメントの結果も踏まえて、中央環境審議会会長から環境大臣に意見具申されました。
「第四次循環型社会形成推進基本計画」(平成30年6月)
循環型社会形成推進基本法に基づき、循環型社会の形成に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために定めるもの |
「プラスチック資源循環戦略」(令和元年5月)
3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則としたプラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略 |
「今後のプラスチック資源循環施策のあり方について」(令和3年1月)
プラスチックの資源循環に係る具体的な施策のあり方 |
■主な施策
- リデュースの徹底
- 効果的・効率的で持続可能なリサイクル
- (1)リユース・リサイクル可能な製品設計
- (2)プラスチック資源の回収・リサイクルの拡大と高度化
- (ⅰ)家庭から排出されるプラスチック資源の回収・リサイクル
- (ⅱ)事業者から排出されるプラスチック資源の回収・リサイクル
- (ⅲ)効率的な回収・リサイクルの基盤整備
- 再生素材やバイオプラスチックなど代替え素材の利用促進
- (1)再生素材の利用促進
- (2)バイオプラスチックへの代替促進
- 分野横断的な促進策
- (1)消費者の理解・協力の促進
- (2)企業・地方公共団体による先進的な取組の展開
- (3)ESG金融による取組の後押し
- (4)政府の率先的・基盤的な取組
(出典)「今後のプラスチック資源循環施策の全体像」(環境省)
(参考資料)
「今後のプラスチック資源循環施策のあり方について(案)」に関するパブリックコメントにおける主な御意見の概要とこれらに対する考え方
詳しくは、環境省ホームページをご覧ください。
「今後のプラスチック資源循環施策のあり方について」(中央環境審議会意見具申)について[2021年1月29日]
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました