プラスチック資源循環施策のあり方についてパブリックコメントが実施されています
2020年5月から中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環小委員会及び産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会プラスチック資源循環戦略WGの合同会議において、2019年5月に決定された「プラスチック資源循環戦略」に基づいたプラスチックの資源循環に係る施策のあり方について審議が進められてきました。
1. 募集期間
令和2年11月26日(木)~12月25日(金)
2. パブリックコメントの対象
<概要>
主な施策より
- リデュースの徹底
衛生目的のワンウェイのプラスチックの役割は再認識されているが、素材の代替が可能な用途では代替を進める事でリデュースを徹底し、それでも使用されるプラスチックにはリサイクルなど有効利用を図っていく発想で臨むべき。 - 効果的・効率的で持続可能なリサイクル
2−(1)リユース・リサイクル可能な製品設計
環境配慮設計の基本的な事項(基本思想やライフサイクル評価、製品評価の観点等)を整理した指針を示すことで設計の標準化などを促す2−(2)プラスチック資源の回収・リサイクルの拡大と高度化
2−(2)−(i)家庭から排出されるプラスチックプラスチック製容器包装とプラスチック製品を、容器包装リサイクルルートを活用してまとめてリサイクルできるよう措置する。
製造販売事業者が円滑に自主回収・リサイクルする事を可能とする措置を講じる。2−(2)−(ii)事業者から排出されるプラスチック資源の回収・リサイクル排出事業者がリサイクル事業者と連携し、自らが分別・排出するプラスチック資源を円滑に高度リサイクルする事を可能とする措置を講じる。2−(2)−(iii)効率的な回収・リサイクルの基盤整備プラスチック資源の性状に応じた最適な手法の選択が可能となるよう、インフラを整備する。 - 再生素材やバイオプラスチック等代替素材の利用促進
3−(1)再生素材の利用促進
環境価値の「見える化」を通じて、再生素材の供給・利用を拡大すべく、リサイクル事業者と利用事業者のマッチング、化学物質の適正かつ効率的な管理、業界における認証整備などを支援する。3−(2)バイオプラスチックへの代替促進 - 分野横断的な促進策
4−(1)消費者の理解・協力の促進
4−(2)企業・地方公共団体による先進的な取組の展開
4−(3)ESG金融による取組の後押し
4−(4)政府の率先的・基盤的な取組
詳しくは、環境省ホームページをご確認ください。
今後のプラスチック資源循環施策のあり方について(案)に対する意見の募集(パブリックコメント)について[令和2年11月26日]
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました