食品廃棄物の不適正な転売の再発防止のための対応が公表されました
産業廃棄物処理業者が処分委託を受けた食品廃棄物が食品として転売された事案をうけ、環境省が再発防止策をとりまとめました。食品リサイクル法(食品製造、小売会社等の再生利用率の目標値等を設定し、食品廃棄物のリサイクルを推進する法律)に基づく取り組みについては、今後農林水産省等と共同での取り組みになります。
再発防止策は、廃棄物の管理システムである電子マニフェストの機能強化、処理業者への対策、排出事業者への対策と多岐に渡ります。
- 電子マニフェストの機能強化
- 不正を検知できるシステム導入を検討
- 廃棄物処理業者に係る対策:透明性と信頼性の強化
- 監視体制強化
- 適正処理の強化と人材育成(処理状況の積極的な公開、優良事業者の育成・拡大)
- 排出事業者に係る対策:食品廃棄物の転売防止対策の強化
- 排出事業者責任の徹底のため、処理会社の現地確認の際のチェックリスト作成
- 商品としての転売が困難となるよう適切な措置を講じる・適正な料金で委託することを要請
- 食品リサイクル法における食品関連事業者が取り組むべき措置の指針の見直し
- 不正転売防止のための措置に関するガイドラインの策定
詳しくは、環境省ホームページをご確認ください。
「食品廃棄物の不適正な転売事案の再発防止のための対応について(廃棄物・リサイクル関係)」について(お知らせ)
この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました