DOWAエコジャーナル

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食品廃棄物を原料とするバイオガス発電事業を開始

DOWAエコシステムは、子会社のバイオディーゼル岡山(株)(岡山県岡山市)において、2021年1月18日付で新たに一般廃棄物および産業廃棄物の中間処理業の許可を取得しました。

今後試運転を経て、DOWAグループ初となる食品廃棄物を原料とするバイオガス発電事業を2021年4月に開始します。

バイオディーゼル岡山(株)が操業を開始するバイオガス発電施設は、食品関連事業者から発生する調理くずや廃棄食品を原料とする、中国地方5県では初の商業的な大規模施設です。年間約16千トンの食品廃棄物を受け入れ、約1,600世帯の年間電力使用量に相当する発電を行い、固定価格買取制度(FIT)を利用して売電を行います。本施設では包装容器等を取り除く前処理設備を設け、飼料や肥料にリサイクルすることが難しい状態の食品廃棄物を 再生可能エネルギー※1源として活用します。

本サービスの顧客へは、食品廃棄物受入量に応じたCO2削減効果等を示すリサイクル報告書の提出を予定しています。この報告書は食品リサイクル法※2の排出事業者報告に活用でき、温室効果ガス削減効果の把握等に貢献すると考えています。

食品廃棄物の発生抑制や有効利用は、持続可能な社会を構築するため、世界的にも重要な課題の一つです。日本では食品リサイクル法のもと取り組みが進められていますが、約10百万トンの食品廃棄物が焼却・埋立等で処理されており(2017年度推計値※3)、有効利用に向けて、なお一層の取り組みが必要です。

DOWAグループは、廃棄物の適正処理や再資源化等、環境・リサイクルサービスの強化を引き続き推進し、持続可能な社会の構築に貢献していきます。

※1:経済産業省資源エネルギー庁Webサイト 再生可能エネルギーとは
※2:食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(平成十二年法律第百十六号)
※3:環境省Webサイト 我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成29年度)の公表について

■バイオディーゼル岡山(株)バイオガス発電施設の概要

事業内容 バイオガス発電(食品廃棄物を原料とし、そのメタン発酵で生じるガスを利用)
施設の設置場所 岡山県岡山市南区築港栄町7番49
敷地面積 8,900m2
工場延べ床面積 1,125.8m2(事務所を含む)
食品廃棄物の処理能力 45トン/日
発電容量 910kW
本操業開始(計画) 2021年4月

バイオディーゼル岡山(株)について 詳しくはこちら


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