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インドネシアの人々

私がインドネシアにある当社グループのPPLi社に2週間研修した間に現地で感じたことをレポートします。

【1】英語でのコミュニケーション

現地の方と円滑にコミュニケーションを取ることは、普段の生活でも仕事においても重要なことです。私もそうですが、「海外」と聞くと、十把一絡げに「英語」でのコミュニケーションを想像しがちです。インドネシアで私がどのようにコミュニケーションを取ったのか、レポートします。

羽田空港から直行便で約8時間弱、スカルノ・ハッタ空港に着きました。
長きにわたる他国の支配からインドネシアを独立に導いた英雄の名を冠した空港に初めて降りたって感動に浸ります。日本では人の名を冠した空港にあまり馴染みがないので、人名を冠している空港は恰好いいと感じてしまいます。

空港に着いて入国の一通りの手続きを踏んだあと、宿泊先まで向かうためにタクシーカウンターへ行きました。タクシーカウンターのスタッフと会話をしましたが、スタッフが喋る英語のイントネーションは、私が聞き慣れている英語(学校で習った英語)とは差があるように感じました。

それもそのはず、インドネシア共和国の公用語は「インドネシア語」であり、日本語を喋る我々同様に「英語」は第二外国語になります。また、歴史的にも英語が公用語であったことがないので、英語の会話力には大きな個人差があります。
大きなショッピングモールなどに行かない限り、街中ではほぼ英語が通じません。タクシーに乗る際は方向を表すインドネシア語(左は「kiri(キリ)」、右は「kanan(カナン)」、真っ直ぐは「lurus(ルルス)」などを覚えておくと便利です。

お互い母国語でない言語を喋ってコミュニケーションを取るため、業務中はゆっくり喋ったり、違う単語に言い換えたりと工夫をこらして、なんとかコミュニケーションを取ろうと試みました。

インドネシアでもコミュニケーションで「英語」を用いる機会は多いですが、それが必ずしも通じるとは限らないということを体感しました。「海外=英語」と単純化していた既成概念が壊れたと同時に、お互いの母国語が異なる場合のコミュニケーションにおいても、「英語」という言語は重要になると実感し、継続して学ぶ必要があるとも感じました。

【2】仕事に対する考え方

みなさんご存じのとおり、インドネシアは赤道付近に位置する熱帯の国。人々は南国特有の大らかさと明るさを兼ね備えており、非常に優しく親切でした。2週間という短い滞在でしたが、彼らの仕事を行う姿は、大らかで明るいものでした。

空港のタクシーカウンターや飲食店の従業員が談笑しながら待機していたり、工場スタッフが現場作業に従事していたりPCに向かう姿からも、せかせかとした雰囲気は感じ取れませんでした。
「おおらかで明るい」というのはマイナスの印象ではなく、私が質問したことに対しては、一生懸命に教えてくれ、仕事に対して真剣みが足りないといった印象は受けませんでした。

また、昼休憩時間には私が業務をしていたオフィスでは食事をとりに食堂などへ行っている人を除くと、自席でランチを食べ終えたらオフィスの電気を切り、しっかりと昼寝をとっていました。
インドネシアを含めた南国の人々は「時間に対しても大らか」という先入観があったので、昼休みが終わっても少し寝ているかと思いましたが、時間になるときちんと仕事を始めていたのには少々驚きました。

時間をしきりに気にして仕事をしている様子は見受けられませんでしたが、お祈りの時間は集まってきちんとお祈りしたり、定時後に残っている人が殆どいなかったりと、私が思っていたよりは時間を守ることへの意識があるように感じました。
「定時後にあまり残っていない」ということは様々な解釈をすることが出来ますが、メリハリがあると捉えることも出来るので私も見倣っていきたいと思いました。

【3】ねこ

猫も昼寝中。預言者ムハンマドが寵愛していたといわれる猫。猫は、そのような経緯や綺麗好きな性格からイスラム教国では敬愛されており、インドネシアも例外ではありません。いたるところで見かけることが出来ます。


岡本 この記事は
DOWAエコシステム ジオテック事業部
岡本 が担当しました

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