フィードインタリフ
ふぃーどいんたりふ
フィードインタリフ(Feed-in Tariff)
自然エネルギー(太陽光や風力など)で発電した電気を電力会社が長期間、固定価格で買い取る制度で、固定価格買取制度とも呼ばれ、自然エネルギーの普及と量産効果による低価格化を推進する政策手法です。
普及と量産効果により低価格化していくことを見込んで、電力会社の買い取り価格は初年度が1番高く、その後安くなっていきます。ただし、契約時の買い取り価格が期間終了まで固定されますので、早く契約をした方が高く買ってもらえる事になります。
この手法は欧州で先行し、ドイツでは2004年に1kWh当り60円で20年間買い取る制度が始まりました。10年程度で投資額を回収できるため、大規模な太陽光発電所が誕生して、太陽光発電は爆発的に普及しました。
ただし、電力を高値で買い取るため、電力会社の負担が大きくなってしまい、電気料金の値上げを行わざるを得ない結果となっています。