DOWAエコジャーナル

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物との格闘、心の葛藤

友人が出産すると聞き、お古の洋服をもらってくれると言うので、この週末、子供服とおもちゃの整頓をしつつ、差し上げられる状態のものを選抜しました。

荷物部屋と化している部屋には、衣類収納袋が積み上がり、触れると崩れるような状態でしたので、まずは、収納袋を順番に開けて何が入っているのかを確認し、再分類が必要なものは分類し直し、収納袋に詰め、安全な状態に積み上げる、という作業を行いました。


でも子供の成長に合わせて、子供服は溜まる一方です。
ベビー服・子供服は、10cm刻みで作られていますが、感覚としてはシーズンごとに1サイズづつ上がっていきます。例えば、シーズンの初めは80cmだったけど、成長して、シーズン中に90cmを買い足していくので、80cmの夏服・冬服、90cmの夏服・冬服、100cmの夏服・冬服・・・、という具合にそれぞれ蓄積されていきます。

1シーズン着るか着ないか、なので、きれいな状態の服がどんどん蓄積されていきます。靴、長靴、サンダル、ブーツも同じです。(女子は服がかわいいので、スカートにワンピースにと、週に1回着る機会があるかないかという服も、つい買ってしまうからですが。)

そんな大量の子供服に囲まれて、雪崩の起きる部屋で半年に1度格闘せざるを得ない、私が思う管理のポイントは2つです。

1)プラケース(収納ケース)は使わない

引き出しは便利ですが、上・下・後ろにデッドスペースがあります。日常使いするものを入れるには便利ですが、出来るだけ密度を上げて(充填率を上げて)しまい込みたいニーズは満たしてくれません。引き出しでないコンテナ型プラケースを積み上げてもいいのですが、万が一崩れた時の危険度が増すので好きではありません。それで、衣類収納袋を使用しています。(これなら、崩れてもそれほど痛くありません。)
さらに、プラケースは粗大ごみになりますが、衣類収納袋なら燃えるごみに出せます。ものが減った後の扱いも簡単です。

2)入れ物の規格をそろえる


規格がそろっていると、積み上げた時に安定します。容量違いを持ちたい時は、厚み違いだと、積み重ねの管理も簡単だし、見た目もすっきりします。(見た目をすっきりさせて、圧迫感と罪悪感を減らす作戦・・・)

この頃、断捨離やミニマリスト(最小限のもので生活する)という言葉を聞く事も多く、「フランス人は10着しか服を持たない」という本も熟読しました。「ものがない暮らし」は本当に好きなものを使うという点で心地いい生活だと思いますし、出したものを片づけるといった“モノを管理するために必要な時間”も少なくて済むので暮らしやすいだろうと思いますが、好きなもの(捨てたくないもの)に囲まれて暮らすのも、それほど悪くありません。

シンプルライフの「シンプル」の具合は、人それぞれ。全然物がなくても平気な人もいれば、ある程度便利グッズを持っていたい、調度品を飾りたいという人もいます(私です)。旅行先で何か買って飾るのが楽しみという人もいます(私です)。

整理した後、手放すと判断したものをどうするか、も大きな問題です。友人と服の交換会をしたり、チャリティフリマをしたりと、手放す努力はしています。
今月DOWAエコジャーナルでも紹介した、環境省が公開した「リユース読本」では、リユースの手段として、リユースショップの活用や、フリーマーケットに出店する、オークションサイトで売る、など紹介されていましたが、それぞれ一長一短があります。ブランド物は確かに売りやすいですが、だからブランド物を買うのは何かが違う気がしますし、査定を上げるため、傷がつかないように、汚さないようにと気を使って使うのも、使っていても疲れてしまいます(そもそも汚そうと思って使う人はいないと思いますけども)。
リユースショップは、買い叩かれた気持ちになってしまいますし、フリーマーケットに出店しても値切りのプロに買い叩かれて悲しい気持ちになってしまいます。オークションサイトは、手間がかかるし、取引のトラブルがないとも限りません。

結局のところは、必要がないものは買わない、吟味して買う、という「インプットを減らす事が第一」と思う今日この頃です。

因みに、3才の娘も新しい物が大好き。キャラクター物も大好き。残念ながら、私の血が流れていると実感します。子どもに、「どーして、カイシャ行くの?(会社に行かなければ、私も保育園に行かなくてすむのに)」と聞かれたら、「お仕事しないと、あなたのご飯やお菓子、かわいい服やおもちゃが買えなくなるからだよ」と説明して、本人も何となく納得していますが、こういう言い方も良くない気もするので、もう少し大きくなったら、「お仕事ってやりがいがあるんだよ」という話もしたいと思います。


上田 この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました

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