DOWAエコジャーナル

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エコシステム山陽のPCB廃棄物処理対象が広がりました

エコシステム山陽(岡山県久米郡美咲町)は、PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物の受け入れを開始します。

エコシステム山陽は、2011年に低濃度PCB廃棄物の処理を開始しました。「PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物」についても適正に処理できることを実証試験で確認しました。このたび、低濃度PCB廃棄物の受入対象拡大について岡山県に報告し、受理されました。


図:低濃度PCB廃棄物処理炉(4号炉)

■DOWAグループの2拠点で0.5~10%の可燃性PCB汚染物の受け入れが可能に

DOWAエコシステムグループでは、PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物の処理をエコシステム秋田(秋田県)で2020年から行ってまいりました。

エコシステム秋田に加えて、エコシステム山陽においてもPCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物の処理が可能になったことで、より幅広いご要望にお応えしたご提案が可能になりました。

エコシステム山陽における処理について 詳しくはこちら
エコシステム秋田における処理について 詳しくはこちら

■PCB濃度が0.5~10%の低濃度PCB廃棄物とは

PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物の処理体制を構築するため、無害化処理認定施設における焼却実証試験の結果を踏まえ、2019年に無害化処理認定施設等の処理対象を拡大する関係法令等が改正されました。

PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物(金属くず等を除く)は、低濃度PCB廃棄物として無害化処理認定施設等で処理することが可能となりました。
(金属くずや陶磁器くず等の汚染物については、PCB濃度が0.5%を超えるものは高濃度PCB廃棄物となります。)

【参考ページ】DOWAエコジャーナル
無害化処理認定施設等の処理対象となるPCB廃棄物の拡大に係る関係法令等の改正について

なお、PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物を処理するためには、既に無害化認定を受けた施設においても、新たな基準に基づく無害化処理認定を取得する必要があります。

■処理をご検討の方へ

PCB濃度が0.5%(5,000mg/kg)~10%(100,000mg/kg)の可燃性低濃度PCB汚染物等の処分期間は2027年3月末とされています。
高濃度PCB廃棄物の処分期間とは異なりますが、処分期間が規定されていることに変わりはありません。

低濃度PCB廃棄物の処分についてご検討される際には、是非お問い合わせ下さい。

お待ちしております。

【関連ページ】

環境省ホームページ
低濃度PCB廃棄物の処理を行うことができる民間事業者

DOWAエコシステムホームページ
エコシステム山陽について 詳しくはこちら
特別管理産業廃棄物処分業許可証の写し


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