透過反応壁による複合地下水汚染対策について
6月に開催された「地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会」で、DOWAエコシステムは7タイトルの発表を行ないました。
http://www.dowa-ecoj.jp/news/2011/20110601.html
今月から、発表内容を順にご紹介していきます。
透過反応壁による複合地下水汚染対策について
1. はじめに
地下水汚染の拡散防止対策の工法の一つとして透過反応壁(以下、PRB(Permeable Reactive Barrier))が知られています。
この工法は対象物質を吸着または分解除去する資材(揮発性有機塩素化合物を対象にする場合は鉄粉等)を用いて地中に透過性を持つ壁を構築し、汚染地下水がこの壁を通過する過程で対象物質を除去することで浄化するものです。
今回、廃棄物の不法投棄現場から流出する重金属及び揮発性有機塩素化合物で汚染された地下水を、PRBによって拡散防止を行ないましたので、実施内容を事例として紹介します。
この記事は
DOWAエコシステム ジオテック事業部
山野・菊池 が担当しました