エコと経費節減の両立 ~環境リスク評価サービス~
水質汚濁防止法が改正され、薬液等の漏洩による土壌汚染リスクの未然防止対策の充実がますます求められています。そうはいっても、どんな対策をすればいいのか、いかに安く効率的に仕上げることができるのか等、現場を担当しておられる方々の日々の悩みは尽きないと思います。
また最近、国内外の拠点で起きた環境安全面での不具合や改善のノウハウを他の拠点で共有することが難しくなっている例が多くなっているように感じます。
この要因としては、それぞれの地域や国々の様々な要求事項(ハード面、ソフト面、コストや規制などの要求事項)に個別に対応するため、本社の統括部門や各拠点の担当者が情報共有の必要性をあまり感じないこともあるのではないでしょうか。
これは、日本の法律に対応したものだから、これは○○に対応したものだから、このエリア固有の対応だから、共有化しても仕方ない、各国(事業所)に管理を任せてあるから・・、という感覚です。
さらには、コスト削減のあおりを受けて、それらの貴重な情報を一元的に統括する環境・ファシリティー部門の人員が大幅に削減され、その機能を果たせなくなったケースもあるようです。
イー・アンド・イー ソリューションズでは、こうしたニーズにお応えするべく、「環境リスク評価サービス」を行っております。
■環境リスク評価サービスって?
「環境リスク」評価サービスとは、「環境法令違反、コンプライアンス」に関してだけではなく、設備や事故時の対応の被害防止策についても評価します。
リスクアセスメントの考え方に基づき、組織的体系的なアプローチにより、環境(安全を含む)面で危険源を特定し、優先順位に基づいた対策を行う事となります。
例えば米国国防総省のMIL規格(Standard Practice for System Safety: MIL-STD 882D)は、「ハザードによる被害の大きさ」と「その被害の発生確率」の相乗積でリスクを評価しています。
今回は、リスク評価手法についての説明は行いませんが、MIL以外のリスク評価手法として、International Electrotechnical Commission(IEC61508)やSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)のS2/S8などが参考になります。
網羅的に危険源を調査する事により、
優先順位をつけ、計画的に対策を実施する事ができます。
■何をするの?
一例をご紹介します。
- 薬液タンクの耐久性・劣化診断
タンクの耐久性は大丈夫か、劣化は進んでいないか、について診断します。 - 防液提等拡散防止設備のリスク診断
防液提等は、消防法によって規制や規格が定められていますが、全ての事業所で消防法をクリアしていれば万全という訳ではありません。御社の施設で万が一漏洩が起きた場合、現状の防液提で十分なのか、について検証します。 - 漏洩事故等緊急時の対策マニュアル作成サポート
想定しない事故が起こった場合、有害物質の拡散を防止し、汚染拡大を防ぐ対策はなされていますか。現状の想定以上のことは起こらない、ではなく、万が一起こった場合の事を考える事も大切です。
■どんな効果があるの?
漏洩を防止し、事故発生を予防し、万が一事故が発生した際の汚染拡大を防ぐだけではなく、原料タンクからの漏洩を防止することにより、原料の損耗を減少させ、コストの削減につながります。
環境リスク評価に関するお問い合わせ
イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社
TEL:03-6328-0080(代) 鈴木
(「エコジャーナルを見た」とお伝えください)
この記事は
イー・アンド・イー ソリューションズ
橋本 が担当しました