DOWAの射撃場土壌処理
射撃場の鉛弾混じり土壌は、なじみがないかもしれません。しかし、発射される鉛弾の鉛量は、土壌に放出される鉛の40%を占めるという報告(オランダ)があります。DOWAエコシステムでは平成14年度以来、約26万トンの射撃場土壌を処理しております。
■射撃場土壌の特徴 ~難処理土壌~
- 高濃度の鉛汚染(含有、溶出)
- 鉛弾の形状・性状が様々(弾の変形および酸化鉛がカスとなり、原型を留めていないものが多い)
- 土壌環境分析値以上の総鉛含有量(直径2mm以上の鉛弾が散乱)
- 土壌に雑物(葉、茎、木、根、クレー、薬莢など)ため分別が困難
- 土の性状がバラエティに富む(酸性~アルカリ、粘土質等)
■DOWAの射撃場土壌処理の強み
- 鉱山技術を活かした複数の分別プロセスによる鉛回収率の高さ(90%~98%)
- 高レベルの雑物・弾丸分別力
- 鉛は製錬しマーケットに流通させるため、経済的で環境に優しい
- 場内における作業が少ないため、工期管理が簡単
- 運搬から最終処理までの一貫体制
- 圧倒的な価格競争力
当社では、お引き合い戴いた案件のうち95%以上を受注しております。
エリア | 件数 | 処理重量(t) |
---|---|---|
東北 | 6 | 28,000 |
関東 | 11 | 121,000 |
中部 | 26 | 87,000 |
近畿 | 2 | 21,000 |
四国 | 1 | 6,000 |
九州 | 1 | 50 |
この記事は
DOWAエコシステム ジオテック事業部
小泉 が担当しました