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なぜ秋田で環境事業をやっているのか? その1

秋田県はDOWAの環境事業の大きな拠点のひとつで、北部の大館市・小坂町を中心に事業を行っています。なぜ秋田で環境事業をやっているのでしょうか。それはDOWAの歴史が秋田より始まったからです。

■DOWA発祥の地、秋田

DOWAは元々鉱山・製錬会社であり、その歴史は秋田県北部の小坂鉱山から始まりました。DOWAの前身である藤田組は、明治17年に明治政府から小坂町の小坂鉱山の払い下げを受けました。大正4年には、大館市の花岡鉱山を買収しました。時代の流れとともに両鉱山は閉山しましたが、鉱山・製錬会社として培ってきた技術・インフラが、現在の環境事業の基礎となっています。

■製錬技術からリサイクル技術へ

小坂鉱山・花岡鉱山では、黒鉱と呼ばれる複雑硫化鉱の採掘を行っていました。黒鉱は金銀が豊富に含まれていますが、不純物も多く含むため処理が難しいという欠点があります。DOWAは果敢に技術の壁に挑戦し、複雑に入り混じった様々な金属を回収する技術を蓄積してきました。この製錬技術が、現在の貴金属回収・リサイクル技術の基礎となっています。秋田の鉱山で培った技術があるからこそ、様々な金属の回収を実現できているのです。

■鉱害防止技術から無害化処理技術へ

鉱山・製錬事業では、排水・排ガスが発生します。DOWAはこれらの無害化に真摯に取り組み、鉱害防止技術を確立してきました。これらの技術・ノウハウは工場からの排ガス・排水の無害化のみならず、廃棄物処理・汚染土壌浄化に活かされています。土壌浄化事業では、鉱山経営で培った鉱床の探査技術、鉱石を選別する技術を活かして、土壌の概況調査から浄化、モニタリングまでの一貫対応を実現し、DOWAの大きな強みとなっています。

秋田で培った鉱山技術は環境技術へと姿を変え、地球環境の保全に取り組んでいます。今やそのフィールドは国内のみならず、グローバルな規模で環境事業を展開しています。

次回は、鉱山時代のインフラがどのように環境事業に役立てられているかについてご紹介します。

この記事は
エコシステム秋田
田向 が担当しました

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