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DOWAエコシステムのPCB焼却処理
~エコシステム秋田のご紹介~

先日、DOWAホールディングス(株)より、微量PCB混入廃棄物の無害化処理事業についてプレスリリースを行いましたが、その中でご紹介した、微量PCB廃棄物の処理事業化を目指す、エコシステム秋田(株)について、より詳しくご紹介いたします。

エコシステム秋田(株)は、メインとなる「焼却処理」と、「中和処理」「混練処理」の3つの業を持つ、産業廃棄物の中間処理企業です。
今回は、微量PCB汚染廃電気機器等の処理を目指す、焼却処理を中心にご紹介いたします。

エコシステム秋田(株) 1号炉フロー図

焼却処理について

エコシステム秋田(株)には2つのロータリーキルン式焼却炉(1号炉88.8t/日、2号炉393,6t/日)があります。廃棄物は、このロータリーキルン式焼却炉において燃焼されます。焼却に伴う排ガスは冷却塔で約80℃まで急激に冷却することでダイオキシン類の再合成を防止します。その後、洗浄塔で苛性ソーダにより洗浄し、湿式電機集塵機によって除塵した後に大気放出します。排ガス処理工程は湿式処理を行っているため、塩素系廃棄物の処理に強いのが特徴で、微量PCB廃棄物の処理やフロンの処理にも適しています。

微量PCB処理に関する実証実験について

エコシステム秋田(株)ではこれまで3度の微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験を行っています。それぞれの試験内容は下表の通りです。

  施設 試験試料
1回目 平成19年 1号炉 絶縁油
2回目 平成20年 1号炉 トランス
OFケーブル
3回目 平成22年 2号炉 トランス
OFケーブル

1回目2回目実証試験では、問題なく微量PCB汚染物を無害化できることを確認しています。

エコシステム秋田(株)のホームページもご覧ください。
http://www.dowa-eco.co.jp/network/ecosystem_akita.html
http://www.dowa-eco.co.jp/waste/ecosystem_akita.html


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